The best measure for predicting success in life may not be your IQ or your sats, but a factor scientists are calling "emotional intelligence"
(人生で成功できるかどうか、本当の意味で聡明な人間かどうかを決めるのは、IQではなくてEQの高さだ)
──“TIME(10/02/1995)”
雑誌TIME

September 08, 2005

聖賢に学ぶEQ力講座第1回「EQ力が人生の成功不成功を決定する」

 EQという言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。EQはこの数年の間、人間の能力を指し示す重要な基準として非常に注目されている概念です。おそらく皆様はIQという言葉をよくご存じだと思います。いわゆる知能指数ですね。最近もアメリカでIQが200を越える子供がいて、なんと9歳で大学に入学したそうです。私達も子供のころ学校で先生がストップウォッチで時間を計りながら迷路を読み解いたり図形合わせなどをしたものです。その理解力や判断力、また記憶力が優れた子供が「頭がよい子供」だといわれたのです。そして頭が良いと言うことがとりもなおさず人生の成功が約束されると考えられていたわけです。確かにこれはある面では真理でしょう。しかし実際の世の中では必ずしも学歴秀才が幸せな人生を送っているとは限らないことを私達は知っています。全く勉強ができないガキ大将が立派な経営者になっていたり反対に勉強がとても出来た子が成人してから人間関係に困り路頭に迷っている姿もしばしば目にします。どうも世の中は学力以上の何かが働いているといってもいいようです。 おそらくこのフィロスをお読みの読者の方々は自分のお子様の成長を真に願っておられることでしょう。そのために子供達のあらゆる可能性を引き伸ばしてやりたいと、思っておられることでしょう。その鍵が実はEQに隠されているのです。EQという概念は数年前エール大学のP、サロベイ教授によって体系化されそれをジャーナリストのダニエル・ゴールマンが世に広めました。この「EQ」は日本でも大ベストセラーになり今日特に企業教育の分野ではなくてはならない考え方となりました。EQとは一言で言えば心の知能指数ということになります。心の知能指数は決して学校のテストでは計れるものではありません。しかし現実にはこれこそが人生全体の成功を決定しているのです。


 私はかつて経営の神様と呼ばれた松下幸之助翁が創立した松下政経塾に在籍していたことがありました。私が入塾した時、松下翁は88歳でしたがそれでもお元気で2年あまり貴重なご指導を受けることができたことは幸いでした。私はその時の学びの中でいかにこの人間力が大切かということをいやというほど思い知らされました。 私は大学時代から人間教育に非常に関心がありましたから政経塾に入ってからももっぱら人間教育の研究に励みました。その中で特にエネルギーを傾注したことの一つが「なぜ松下幸之助は人生の成功者になりえたのか」という問いかけでした。もちろん松下翁の生き方が人間にとっての最高の生き方という訳ではありません。しかし貧しく学歴もなくまた健康にも恵まれなかった一人の青年がどうして世界的な企業を作れたのかそして多くの日本人から尊敬を集めることができたのかその真実は探求しがいのあることです。


 松下翁は1864年和歌山県の和佐村で8人兄弟の末っ子として生まれました。かれが生まれた時家は決して貧乏ではありませんでしたが、彼が三歳の時にお父さんが米相場に手を出して失敗しすべての財産を失ってしまったのです。そして兄弟はみんな結核にかかって死んでしまいました。そして彼が9歳の時いよいよ家が貧しくなり彼は大阪の火鉢屋さんへ奉公にでることになりました。ところがその火鉢やさんは3ヶ月で店を閉じてしまいました。その後彼は五代自転車店に奉公にいくのです。後に松下翁はこの自転車店で商売のいろはを学んだといいます。彼はこの自転車店で懸命に働きます。そして15歳の時、大阪に始めてチンチン電車が走るのを見ました。これを見た時彼は「これから電車の時代が来る」と直感して居ても立ってもいられなくなって彼はその自転車屋さんを飛び出します。そして今の関西電力その当時の大坂電燈に就職するのです。そこでまた彼は懸命に働きます。そして22歳の時かなりの地位にまで上りました。しかし彼はそれでは満足しませんでした。彼は自分でソケットを作りました。それを大坂電燈で売ろうと思ったのです。しかし彼の考えは上司に即却下されました。この瞬間かれの頭の中に「独立しよう」という思いが明確に生まれたのです。 彼は自分の思いを実行に移しました。しかしその時かれが溢れるように資金を持っていた訳ではありません。また一緒にスタートするメンバーが何人もいたわけでもありません。四畳半一間で奥さんとその弟との3人でのささやかなスタートでした。 


 それ以降の発展はご承知の通りですがやがて世界的な企業へと大きく飛躍していきました。彼は生前経営の神様と呼ばれていましたがなぜ彼は大きな成功を収めることができたのでしょうか。それは彼の特殊な才能だったのでしょうか。私は長年人間教育を研究するなかでこれは彼の特異な天稟ではなく誰でもが持ちうる万人に開かれた人間学の根本であることを痛感しています。コンピューターを動かすためにはそれに相応しい操作をしなければなりませんがそれと同じように本当に自分の可能性を開き自己実現を果たすためには自分の心の制御法を会得する必要があるのです。 可能性は万人に開かれています。しかしその可能性を開けるかどうかは能力の問題ではなくて心の制御の問題なのです。今日ヒトゲノム計画として人間の遺伝子の解明が急速にすすんでいますがその中で面白い結果がわかってきています。それは人間の遺伝子を調べると天才と呼ばれる人の遺伝子と智恵遅れの子供達の遺伝子の差はほとんどないそうです。ではなぜ実際には人生の大きな差が生まれてくるのでしょうか。それは遺伝子がONになっているかOFFになっているかの違いだそうです。遺伝子工学の世界的権威である村上和夫筑波大名誉教授によると人間の遺伝子がONになる時は物事に対して感動した時だというのです。感動という心の作用はまぎれもなく理性ではなくEQの働きの一つです。


 私はこの15年の間企業の人材教育を中心にして人間の能力開発やリーダーシップトレーニングを行ってきました。関わった企業は400社を超えると思います。その中で明らかに感じることは人間には正しい人間観を持つと実際に組織が活性化したり一人一人の成果が大きく変わります。しかしそういう正しい人間観は残念ながら今日誰からも教えてもらうことができません。ほんの少数の人々が偶然に身につけていったといっても過言ではありません。しかしこれこそが生きる上において最も大切なことなのです。 この15年の間自分の可能性を多いに開いて行った人々に巡り合いました。その一期一会の出会いの中で間違いなく人間の可能性を開くためには高いEQ力が必要であることを確信するに至りました。もちろん私達が生きるためには高等数学も必要でしょう。また英語も物理も必要でしょう。しかし最も肝心な人間学は学校でも家でも教えられていないのです。 このEQ講座では今日まで積み上げられてきた膨大なデータと歴史の中で大きな足跡を残した聖賢の教えをもとに人間学の根源を皆様と探求して参りたいと思っております。おそらくこのEQ講座を通じてお子さんを見る眼がきっと変化しそれにともなってお子さんの可能性が豊かに開かれて行くことを確信しています。どうぞご期待ください。

Posted by Emotionaleducation at September 8, 2005 10:04 PM | トラックバック
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